高齢者を看護するポイントについて

医療機関ばかりではなく、老人福祉施設で働く看護師が増えています。例えば老人福祉施設の求人に関心をお持ちなら、高齢者を看護するポイントについて知っておきましょう。まずは、高齢者一人一人の症状を把握することが大事です。もしも寝たきりの高齢者を看護する場合には、床ずれなどの症状が出ないように配慮することが大切です。体位を変えたり、シーツを交換したりする時は、細心の注意を払いましょう。また、認知症や身体の麻痺など重篤な症状がある高齢者には、専門的な治療が必要です。そのような場合には、医師の指導を受けながら看護をすることがコツです。さらに、介護士やケアマネジャーなど、福祉の資格を持つ専門家との協力が不可欠ですから、こまめに連絡を取り合いながら看護を続けましょう。リハビリが必要な高齢者がいるなら、理学療法士に機能訓練のアドバイスを受けると参考になります。

尚、症状が軽度の高齢者と接する場合にも、日常生活の過ごし方に注意することがポイントです。特に、食事の手助けをする時は、喉につまりやすい固形物を避けることが重要です。小さく切ってあるかどうか確かめて、食事中に発生しやすい高齢者の事故を防ぎましょう。また、気分が落ち込んだり、孤独を感じたりして、心が不安定になる高齢者は多いです。そのような高齢者には、明るい笑顔で挨拶をすると効果的です。コミュニケーションを求めて話しかけてきたら、高齢者の言葉に耳を傾けましょう。